実家で暮らしていた時はよく納豆を食べていましたが、一人暮らしになってからは、たまに食べるくらいでした。薬の副作用で更年期症状が出るようになって、女性ホルモンを補うために納豆を毎日食べるようにしました。
納豆は体にいいものだと思っていましたが、どのような健康効果があるのか詳しくは知りませんでした。
納豆の効果をまとめたので紹介します。
納豆の効果
大豆イソフラボン
納豆の発酵により、腸から吸収しやすいイソフラボンの形(アグリコン型)に変化します。アグリコン型イソフラボン(ゲニステイン)は、女性ホルモン(エストロゲン)の化学構造式とよく似た働きがあり、ホルモンバランスを整え、更年期症状の改善効果があることがわかっています。イソフラボンの1日の摂取目安量は、70㎎~75㎎が目安です。納豆1パック(50g)約37mgが含まれてます。
良質なたんぱく質
大豆から作られる納豆には、大豆の良質なタンパク質が豊富に含まれています。体内で作り出せない9種類の必須アミノ酸をバランスよく含んでます。
また、大豆のタンパク質には、「アディポネクチン」という善玉のホルモンを増加させる効果があります。アディポネクチンとは、傷ついた血管の修復や、糖質やコレステロールの代謝に関係するホルモンで、糖尿病や生活習慣病予防に役立つと考えられています。
ビタミンB群・ビタミンK2
納豆菌の発酵作用により、大豆よりも納豆に多く含まれます。
ビタミンB群は糖質、脂質、タンパク質の代謝を促し、肌や髪、爪などを健康に保ったり、体に必要なエネルギーを生み出したりするのに必要です。
ビタミンKは、カルシウムの吸収を促して丈夫な骨を作る助けをするので、骨粗しょう症予防に役立つと言われています。
ポリグルタミン酸
納豆のネバネバの主成分であるγ―ポリグルタミン酸は、多くの発酵食品の中でも納豆に多く存在し、血糖値制御に関係しています。 実際に米飯と納豆を一緒に食べた時に米飯のみを食べるのに比べ、食後の血糖値の上昇やインスリンの過剰な分泌を抑えてくれます。
ナットウキナーゼ
ナットウキナーゼは「血栓」を溶かす作用のほか、高血圧を予防する効果や血流を改善する効果があります。ナットウキナーゼは熱に弱いため、血液サラサラ効果を期待して納豆を食べる場合は加熱処理は避ける必要があります。
ポリアミン
アンチエイジング物質の一つで、細胞の老化速度を遅らせたり、血管壁の炎症を予防し、動脈硬化を予防する効果などが期待されてます。私たちの体内でも作られていますが、加齢によってポリアミン産生作用は落ちてしまいます。納豆を食べることで、補うことができます。
トリプトファン
納豆には、セロトニンの材料となるトリプトファンという栄養素が含まれています。セロトニンは脳内の神経伝達物質の一つで、幸せホルモンと呼ばれ、自律神経のバランスを整えて精神状態を安定させる役割があります。
辛い更年期症状…
薬の副作用で、ホットフラッシュ、動悸、脱毛、不眠が起こるようになりました。
特に大変だったのが通勤で、満員電車は動悸はするは頭がカーッと暑くなるは苦痛でした。
夜も眠れないので仕事も集中できない状態でした。
更年期症状を改善させるため大豆サプリのエクオールと併せて、納豆を食べてみることにしました。
朝食か夕食に毎日納豆1パック(50g)を食べるようにしました。
他に豆腐、味噌汁、豆乳といった大豆食品も時々食べてました。
サプリの方は3週間分1袋飲み切ったところで止めました。
毎日食べるようになって感じたこと
2ヶ月後…
おでこのシワが目立たなくなった
更年期症状が出て、肌が乾燥して特におでこのシワがくっきり2本できてしまいましたが、納豆を食べるようになって、肌が潤って、おでこのシワが目立たなくなり、肌の血色も良くなりました。
抜け毛が減った
薬の影響で、床が真っ黒になるくらい抜け毛があり、生え際が薄くなってしまってました。
納豆を食べるようになって、抜け毛が半分ぐらいに減りました。髪の毛に少しボリュームが出て艶も出るようになりました。
ホットフラッシュ、動悸がおさまった
涼しい場所にいるのに、急に暑くなり発汗が見られたり、動悸がすることがありましたが、ほとんど出現することがなくなりました。
睡眠障害の改善
寝つきが悪く、寝ても2時間ほどで目が覚めて眠れない日々が続いていましたが、寝つきが良くなり5〜6時間は眠れることが増えました。
納豆は私の体質に合っていて、更年期障害を緩和してくれる効果がありました。(サプリの効果や薬の副作用が落ち着いただけかもしれませんが……)
高いサプリを飲むよりも、納豆は安く、納豆そのものには添加物が入っていないので、体にも優しく続けやすいと思います。
これからもなるべく毎日食べるようにしたいです。
ただし、たくさん食べたからといって薬のように強い効果はありませんし、納豆も食べすぎると腹痛や吐き気などの症状が出たりするので、注意して食べる必要があります。