あなたも機能性低血糖症かもしれない?ドカ食いが引き起こす怖い症状

知られ始められた機能性低血糖症

最近、女優の中谷美紀さんが機能性低血糖症であると公表してますが、少しずつ機能性低血糖症という言葉が知られてきています。
私が機能性低血糖を知ったのは、世界仰天ニュースで取り上げられていたのを見た時でした。

ザ!世界仰天ニュース 手が震える空腹の謎(2021.04.20 放送)

バレーボール日本代表でソウルオリンピックに出場した杉山明美さんの場合が紹介されました。競技を引退後、仕事でのストレスを解消するためにドカ食い生活をしていたところ、食べないと立っていられないほどの強い倦怠感に襲われるようになります。次第に感情のコントロールもうまくいかないようになり、寝たきりの状態になってしまいます。病院を受診し重度の低血糖症であると判明しました。

私も彼女と同じような症状があったので、原因がわかって納得したのを覚えています。

下記の症状に当てはまる人は、機能性低血糖症になってるかもしれません。

・頭痛がする
・食後にだるくなる
・食直後または数時間後の耐えがたい眠気
・甘いものをたべると元気になる
・不安感や気分の落ち込み ・動悸や冷や汗・息苦しさなどの身体症状
・イライラ感・爆発的な怒り
・不眠・朝起きられない・眠っても疲れがとれない
・手指がふるえる

機能性低血糖症とは

機能性低血糖症とは、精神症状や自律神経症状を伴う血糖調節異常のことです。

白米、白いパン、麺類、甘いお菓子、清涼飲料水などの精製された糖質は吸収が早いため、急速に血糖値が上がります。そうすると、血糖値を下げるためにインスリンが大量に分泌され、今度は血糖値が急激に下がります。このとき、眠気や集中力の低下、疲労感、頭痛、手の震えなどの症状が起きてきます。
そして、今度は下がった血糖値を上げるために血糖値を上げるホルモンであるアドレナリンやノルアドレナリンが分泌され、イライラ、恐怖感、不安感、抑うつ感などが起こり、人によっては攻撃的になることもあります。
このとき、ストレスを感じストレス解消のために甘い物を食べたり、甘い飲み物を飲んだりすると再び血糖値のアップダウンが起こり、機能性低血糖症の症状が繰り返されていきます。

私の場合は、ほぼ毎日ぐらい昼前や夕方になると頭痛や手の震え、集中力低下、不安感がありました。食事を摂ると症状が改善されるので、私も機能性低血糖症ってことですね。私は小さい頃から甘いものが大好きで、ひどい時はケーキをホールで食べたりしていました。甘い清涼飲料水もがぶ飲みしていたので、ひどい食生活の積み重ねが今に影響してしまっていますね。

機能性低血糖症を治すには

機能性低血糖症の背景には、糖質の過剰摂取、食物繊維の不足による腸内環境の悪化などが原因と考えられています。
機能性低血糖症の治療は、主に食事療法が中心となります。食物繊維を増やし、低糖質・高タンパク質な食事を心がけることが重要となります。また、血糖値を上げない脂質を上手に使うことも重要です。

■食事療法
1. 糖質を控え・GI値の低い食品を選ぶ
  ※GI値グリセミック指数:食後血糖値の上昇度を示す指数
2. 食物繊維(野菜・豆類)とタンパク質(肉・魚・大豆)を中心に摂取
3. 食べる順番を工夫する
  食物繊維を多く含む野菜・海藻→肉や魚などのタンパク質→炭水化物の順に食べる
4. よく噛んで、ゆっくりたべる
5. カフェイン・アルコール・タバコを控える
  即時に血糖を上げる働きがあり、過剰な摂取は血糖コントロール機能に悪影響を与える
6. 欠食せず、三食規則的に食べることで、血糖値の乱高下を防ぐ

私も野菜→タンパク質→ごはんの順で食べるようにしてから、食後のだるさや眠気が軽減されるのを感じますね。特に夕食に低糖質、食事順を守れていると熟睡できるので疲れも取れますね。完全に症状が消えることはないですけど、少しでも体調が良くなるように心がけていきたいです。

機能性低血糖症の症状に当てはまる人は、できそうな対策から試してみるとよいかもしれません。

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